リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

ENJOY SUMMER! ENJOY HOLIDAY! ENJOY WEDDING!

「結婚式を挙げるチャンスをくれてありがとう」
プランナーへの不信を回避諦めかけた結婚式を実現した

藤原 愛(ふじわら あい)さん
(所属:Wedding Design Luce)
Beach Bum(神奈川県)

店舗プロデュース会社に勤めながら、結婚式の勉強を知識だけでなく、同時に実践としてLuceの現場で学び、ウエディングデコレーターへ。日頃の運動不足を解消すべく、帰宅ウォーキングが日課。

プランナーへの不信を生んだきっかけと回復に向けて

 「自分達がやりたい結婚式ができないなら、しなくてもいい」。プランナーに強い不信感を持つ二人。きっかけは、以前契約した式場の不誠実な対応にありました。「成約前はできると言ったのに、フタを開けたらほとんどがNO!」。二人には、プランナーに騙されたと苦渋の判断でキャンセルした経緯があったのです。
 「結婚式を諦めることだけはして欲しくない」という想いから、まずはプランナーへの信頼を回復し、二人の心を開くことから始めようと、二人の初来店時は、二人の結婚式に対する想い、希望などを誠心誠意向き合い、お伺いしました。その中で、私たちからウエディングプランナーとして譲れない部分もお話しました。それは、「私たちはイベント屋ではありません。披露パーティはお二人らしく崩して頂くのはいいですが、『挙式はキチンと厳かに、披露パーティは楽しく和やかに』」ということ。その後、二人から伺った内容を元に、理想のウエディングスタイルをイメージボードで具現化。実際、このイメージボードからテーマ等を採用頂き準備をスタートすることになりました。

挙式で使用したバージンロードは、ひっくり返すと結婚式のテーマが現れるようにアレンジ。挙式と披露パーティでONとOFFを切り替える印象的なアイテムに

ブライダル経験のない会場で「初夏の休日」を実現

 二人の披露宴のテーマは「初夏の休日」。会場は、海沿いのオーベルジュです。結婚式の経験がない会場だったため、スタッフへの指示は出来るだけ書面や絵を使って伝え、確実に伝わるよう努めました。
 挙式は全員スーツ着用。アッシャー&ブライズメイドの皆さんが、神妙な面持ちで入場をエスコートしてくださったこともあり、牧師の声と波の音だけが聴こえる厳かな雰囲気となりました。披露宴では、水着持参でプールに飛び込む男性陣、スイカ割りやかき氷など夏らしい演出が盛り沢山。二人から「スタッフも楽しんで欲しい」という要望を頂き、私たちもマリンスタイルでお手伝いすることになりました。そして、楽しかった休日は、夕陽が落ちるのと同時に終演を迎えます。
 こんな大掛かりな結婚式を手掛けるのは初めてで不安に思うこともありましたが、二人の望む結婚式を実現できたのは、「結婚式を諦めて欲しくない」という想いがベースに強くあったから。まだまだ、経験の浅い私ですが、この経験を通じてプランナーの仕事に自信と誇りを得ることができました。

再入場は、新郎新婦が控え室から拡声器で呼びかけ。アッシャー&ブライズメイドと何度も練習したダンスで登場しました
お開き後、新婦から、私たちへの気持ちを伝えるお手紙を頂きました。中には、たくさんの「ありがとう」という言葉が

先入観なくヒアリングに向かうよう心がけています

 ウエディングプランナーとしての経験が浅いので、「これが正解」と思い込まないよう気をつけています。新郎新婦の意見をしっかりヒヤリングし、スタッフに確認をとりながら、自分の考えにズレが生じないよう注意。プライベートで結婚式に参加するときは、「ゲスト目線」で感じたことをスタッフ皆と共有し、次の婚礼に活かすようにしています。

審査員の目

 他会場での経験からウエディングプランナーへの不信感が生じ、結婚式にネガティブな想いを持っていたお二人。「私たちはイベント屋ではなく、ウエディングプランナー」という言葉に高いプロフェッショナリズムを感じました。自分たちの想いとプライドがお二人の気持ちを動かし、こだわりの詰まった素晴らしい結婚式につながったのだと感じました。

ウエディングを進化させる