リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

Lingo
Love ing ∞ 愛し続けます 永遠に ∞

愛の象徴であるリンゴの実がゲストの手で実り、
熟していく…未来に向けた創造性あふれるプランニング

前﨑 未来(まえさき みく)さん
青山迎賓館(東京都)

プランナー歴10年。新郎新婦へのヒヤリングは、二人の結婚式をお手伝いする上でとっても大切な時間。お話いただいたエピソードに隠れている「結婚式の種」を丁寧に探しあて、二人ならではのテーマを作り上げるようにしています。

二人の8年間の愛の経過をリンゴの色づきに例えて

 お付き合いしてから8年目を迎える二人。「結婚という形にこだわらず一緒にいたい」と思っていた二人に転機が訪れたのは数年前に新婦に病が見つかったときのこと。手術をするには家族の同意書が必要と言われたとき、「いつも傍にいる彼じゃダメなんだ」と悲しい気持ちになったことが、結婚を決意したきっかけと言います。

 結婚式は、付き合い初めてからちょうど8年目の11月3日に設定。「8年の想いを永遠に結ぶ日にしよう」とLingo(リンゴ)をコンセプトに。この言葉には、『Love 愛し / ing 続けます / ∞永遠に』というもう一つの意味を込めました。二人の熟していく気持ちを青から赤へリンゴの実の色づきの変化で表現しようと考えたのです。8つの誓いの言葉やフォトスポット、光の演出に至るまで、様々な形で二人の8年間を演出。「愛してる、好きだよ」なんて今更口にしない二人ですが、この結婚式で、付き合い当初のキャピキャピ感を少しでも感じて頂けたら…という想いを込めてプランニングしていきました。

披露宴後半、新郎から新婦へガラスのリンゴをサプライズでプレゼント。リンゴには結婚式の日付を刻印しました。新婦のドレスはリンゴの赤色をイメージ。

「愛し続けます永遠に」をガラスのリンゴで演出

 挙式前のロビーには、二人の写真で「8」の文字を形づくってのディスプレイ。ゲストのフォトスポットになるようにと、青リンゴの実も飾りました。挙式はキャンドルの柔らかい光に包まれて、ゲストやご両親、お互いに問いかける形で“8つの誓い”を未来に向けて宣言しました。そして「誓いのキスは絶対にしない!」と頑なに拒絶する新婦に、退場直前に新郎からの不意打ちキス!まさにサプライズの成功でした。

 披露宴がスタートすると、リンゴは青色から赤色に。席札の赤いリンゴの実は、メイン席のツリーにゲストの手で飾ります。幹のみだったツリーに、少しずつ赤い実が色づいていきます。そして、披露宴のサプライズは、新郎から新婦へ手渡すガラスのリンゴ。「愛し続けます永遠に」というテーマをこの先いつでも思い出してもらいたい。そんな想いを込めて提案したプレゼントでした。披露宴終了後には、照れた表情の新婦から、「なんかキュンキュンできたよ」との言葉が。今、二人の新居には、あの時のガラスのリンゴが飾られているそうです。

挙式に使用した青いリンゴの実。青いリンゴが赤いリンゴの実へと熟していく8年間の時間の経過を色づくリンゴで表現しました。
席札に使った赤いリンゴの実をツリーに飾るゲストの様子。二人との写真撮影でゲストがメイン席に集まる度、幹だけだったツリーが少しずつ赤い実を色づかせます。

結婚式当日だけではなく、今後の二人のためにできること

 ビジュアルだけではなく、結婚式への二人の想いを軸にコーディネートイメージを組み立てることを心がけています。挙式に関わるすべてのスタッフと新郎新婦の希望や好みを共有。お望み通りの式が実現できるベースを築き、結婚式当日だけの感動ではなく、これからの二人の生活に繋がる何かが残せるような結婚式作りを目指しています。

審査員の目

 「二人の未来にHAPPYの種をまくこと」をプランニングの軸にしている前﨑さん。今回、二人にむけて新たな意味をつくり、これから先、振り返ることができる言葉を中心にプランニング。それが「Lingo」。さらに青いリンゴが赤いリンゴの実へと熟していく…そんな細部までこだわり抜いた演出を展開。まさにクリエイティビティあふれるプランニングでした。

ウエディングを進化させる