リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

Home Party

唯一無二のウエディングを追い求めて
新郎新婦×ゲスト×スタッフで創る結婚式

平松 洋祐(ひらまつ ようすけ)さん
ザ サリィガーデン(栃木県)

岡山商科大学専門学校 卒業
サービススタッフ等を経験後、プランナー歴は10年。お二人にとっての"ウェディングプランナー"は生涯一人 しかいません。だからこそご縁を大切に、結婚式から 始まるお二人の人生を多方面でサポートしていきたい。

新郎新婦は3年前の列席者
だからこそ大切にしたゲストへの想い

 新郎新婦との出会いは3年前。友人の結婚式にゲストとして参列された時でした。「私達の結婚式もお願いします」と嬉しい言葉。打ち合わせでは「今回参列するゲストの中で、ここで式を挙げた友人が4組」「内容はかぶらない方が良いのでは?」と、やさしい二人だからこその気遣い。「友人が同じ会場を選んでくれるのは嬉しい事。内容もかぶらないように提案します」と伝え、安心していただきました。しかし、自分の中で「コーディネートや見た目の差別化で良いのだろうか?」というモヤモヤが残りました。こんなときは、「行動で解決!」と頭を切り替えます。
 まずは二人のことは当然ながら、今回特に大切にしたのは、ゲストのことをより深く知ることです。そこで、二人に「支えてくれた人たち」という一枚のシートを記入してもらい、それを元に家族や友人のお話を徹底的にお聞きし、二人とゲストの関係性だけでなく、ゲスト同士の関係性や交流も把握するようにしました。
 お話をうかがうにつれ、強く感じられたのは、二人の周りには沢山の大切な友人がいること。その友人との出会いが今の自分たちをつくっていること。そして何より、家族や友人への強い感謝の気持ち。その思いを形にするために「自分達が主役でなく、集まってくれた全員が主役」となる結婚式にしたいという想いでした。それらが導いたテーマが「Home Party」でした。この二人とこのゲストだからこそできる結婚式。新居に招いて、まるでホームパーティーを楽しむようなみんなと共に創り上げる1日です。

ガーデンでマイムマイムを踊る新郎新婦。初対面のゲスト同士も「Home Party の5か条」のお かげですっかり昔からの友人の様に。たくさんの笑顔に包まれ、クライマックスに相応しい演出にな りました。

乾杯発声やエスコートは挙手制で
全員が自然体で参加し創り上げる

 結婚式当日。一般的には挙式から登場する新郎新婦ですが、この日はいち早く「ありがとう」を伝えるために自ら入口でお出迎えし、そのままガーデンでのウェルカムパーティーへ。また、ゲストが自然体で楽しめるよう、Home Partyの5か条「よく喋りよく笑うこと・よく食べよく飲むこと・写真を沢山撮ること・今までの輪を更に広げること・新郎新婦とはハイタッチ」を発表。ドレスコードはデニム。スタッフも思い思いのデニムに身を包み普段よりリラックスした様子。式後のフラワーシャワーは、お二人に向けてではなく、花びらを真上に投げて全員を祝福。パーティーの司会はあえてプロではなく、ホスト役である新郎新婦に。乾杯の発声や中座のエスコートはすべて挙手制で決めます。そこへ流れる大好きなBGM。招待状に「当日流して欲しいBGM」をリクエストできる仕掛けがしてありました。自然と口ずさんだり、時には肩を抱き合いながら自分達の大好きな曲を熱唱。まさに「集まってくれた全員でつくったパーティー」となりました。

「自分たちらしい結婚式」
その答えにまた一歩近づけた喜び

 フィナーレは、全員が手をつなぎ、一つの輪になって踊ったマイムマイム。思い出すたびに確信します。結婚式は新郎新婦、ゲスト、そしてスタッフ、この全てが1つになることで、可能性は無限大に広がる。今回このメンバーでしか作れない唯一無二の結婚式が生まれる。参加したスタッフが「楽しかった」「感動した」と笑顔を見せるのも、この新郎新婦の結婚式の大切な要素だったのかもしれません。
 当初模索していた「他人とかぶらない結婚式」。見た目だけでない、本当の自分たちらしい結婚式はこのように生まれる。「ここで結婚式をしたい」とさらなる幸せの連鎖を生み出す結婚式を、これからもチーム全員で創り続けていきます。

ドレスコードである「デニム」を身にまとったスタッフと記念撮影。「ジーンズでお客様にサービス…?」いつもと違う装いにドキドキワクワクしながらも、すっかりこの結婚式を創り上げるチームの一員に。

評価のポイント

 昨今「ゲスト参加型」の結婚式は多いが、本当の意味で新郎新婦・ゲスト・スタッフ「全員で創る」とはどういうことかのヒントが数多くありました。コーディネートも大切だが、新郎新婦をめぐるコミュニティを深く知り、それを結婚式の中でどうデザインするかまでを考える、これからあるべき新しいプランナーの姿がここに示されています。いきいきとしたスタッフの姿も印象的でした。

ウエディングを進化させる
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